レコード
種別
意味
DNS定義ファイルなどでの定義例
SOA
ゾーン(ドメイン)情報を記載する。以下のようなデータを保持する

・ドメインのDNSサーバ名

・ドメイン管理者のメール・アドレス
・シリアル番号―ゾーン転送時に情報が更新されているかどうか判断に用いられる(本連載の第3回参照)。数値が大きくなっていれば更新済みという意味だ。番号は任意だが、管理しやすいように通常は「年月日+連番」などの書式が多く用いられている
・更新間隔(refresh)―このゾーン情報のゾーン転送間隔時間を秒で指定する
・転送再試行時間(retry)―ゾーン転送に失敗した場合の再試行までの猶予時間を秒で指定する
・レコード有効時間(expire)―ゾーン情報を最新と確認できない場合の有効時間を秒で指定する
・キャッシュ有効時間(TTL)―このゾーン情報をキャッシュする場合の有効時間を秒で指定する 
  @  IN  SOA  dns.example.com.  root.example.com.  (2001112701   10800    3600  604800  86400 )

(シリアル番号/refresh/retry/expire/TTL)
NS
ドメインのDNSサーバ名を指定する (ドメイン名)   IN   NS dns.sub.example.com.
A
ホストのIPアドレス www   IN   A 192.168.1.10
PTR
IPアドレスに対するホスト名 192.168.1.10   IN   PTR www.example.com.
CNAME
ホスト名のエイリアス(別名) www  IN  CNAME backup1.example.com.
MX
ドメインのメール・サーバ名 (ドメイン名)   IN   MX 10 mail.example.com.
HINFO
ホストの追加情報。ホストのハードウェア・ソフトウェア(OS)情報を記述する www   IN   HINFO SonyL700 Linux-Kernel2.4
WKS
ホストで実行されているサービス情報(Well Known Services) www   IN   WKS TCP http ftp smtp
TXT
ホストへのテキスト情報 www   IN   TXT "Please Dont Touch Me"
表1 主なDNSレコードの種類